「UNDYING」
今作の舞台は、噛まれたらゾンビになる、未知の感染症によるパンデミックが発生した終末の世界だ。主人公は「安玲」という名の女性、彼女は母親であり、息子の「コーディ」と共に安全な場所を探すため、旅をしている。
今作は、よくあるゾンビゲームとは少し毛色が違う、なぜかというと、オープニング冒頭で主人公である母親は、ゾンビに噛まれ、感染してしまうのだ。噛まれてしまった事実は変えようもなく、彼女に残されたのは、僅かな時間と愛する息子だけなのだ。
彼女は、時間の経過と共にウィルスに侵食されていく。ウィルスに対抗し、人間性を保ちながら、幼い息子の「コーディ」に生きる術を教え、安全な場所を探さなければならない。
自分がゾンビになる前に…
息子のために残せるものとは?
いずれ訪れる最後の時。その時までに母親が息子に残せるものは、ゾンビが徘徊する世界で生き抜く手段。料理、クラフト、ゾンビと戦うための戦闘スキル、母親の行動を見て「コーディ」は学んでいく。今作には、三種類スキルツリーが用意されていてる。母親を操作して行ったアクションは、全て息子の経験値になる。それにより「コーディ」はさまざまなスキルを学んでいくのだ。
ゲームシステム
物資を集める
MAP内に存在するロケーションの中で、生存するために物資を集める必要がある。物資の確保には様々な方法がある。探索して入手したり、集めた材料でクラフトして作成することもできる。また、生存者との取引も可能になっている。親子2人で生き抜くことは困難なので、MAP内に存在する生存者達と協力していくことだって生き残るためには必要だ。しかし、母親は感染しているので、それをよく思わない人間もいるだろう…
極限状態を生き抜く
息子に必要なスキルを伝えたり、物資の確保や安全な場所を探すこと以外にも、今作には、空腹、渇き、体力のステータスがある。少ない物資をやりくりし、飢えや渇きをしのぎながら行動しなければならない。安全な拠点を見つけ、生存に必要な食料や飲水の確保をしよう。
ゾンビ達と戦う
拠点としている場所が、ゾンビに襲われることもある。100%安全な場所など存在しないので、しっかり対策を考える必要がある。他の生存者と協力したり、拠点のバリケードや、罠など…現段階では、他にどのような対策がとれるのかは明らかになっていないが、ゾンビを退けるには、防衛手段が必要だ。
母親がゾンビと戦っている姿を見て、息子もゾンビとの戦いを学んでいく、スクリーンショットでは、息子も銃を持ち、ゾンビと戦っている姿が確認できる。
母親と息子の切ない物語
ゾンビになる事が確定している母親。彼女はどんな想いで、残された時間を息子と過ごすのだろう…今作のグラフィックでは、キャラクターの表情がわからない。なので、2人がどんな感情で過ごしているのかは、プレイヤーが想像する事になるのだが、それがなんだかとても切ない気持ちになってくる。
父親の所在も分からないし、母親がソンビになった後に、幼い息子は何処を目指すのか…
リリース予定日は2021年
対応プラットフォーム
PlayStation4
NintendoSwitch
PC
SteamでDEMO版をプレイできるので、気になる人は覗いて見てください。
※Steamストア、配信動画よりキャプチャーしています。