2021年2月25日 牧場物語新作
「牧場物語 オリーブタウンと希望の大地」
新作発表を記念して、歴代の牧場物語シリーズを振り返っていこうとおもいます。
今回紹介するのは、1999年2月5日ニンテンドー64専用ソフトとして発売された
「牧場物語2」
ナンバリングタイトルとしては2作目になる今作、ニンテンドー64向けに発売されました。前作の「牧場物語GB」やSFC版「牧場物語」に比べ、ゲーム性が大幅に進化しております。イベントのボリュームも増え、遊びやすい新たな要素も色々追加されているので、前作以上に楽しめる作品となっています。
亡くなった祖父の牧場を継ぎ、「花の芽町」で3年間の牧場生活を送る。その期間に、シリーズお馴染み牧場評価が行われるので、高評価を目指しつつ、住民達と触れ合っていく。恋愛要素が復活して結婚もできるようになっているぞ。
脱帽なしのタオル乗せスタイル。温泉のセキュリティーが甘いが、全く気にしないワイルド系
前作が気になる方はチェックしてみててね
ゲーム内容
牧場開拓
畑を耕して作物を育て、出荷する。
基本的なゲームシステムは前作と同じ
畑を耕す→タネをまく→水やり→収穫
作物が少しずつ育っていく様子を眺めていくのは楽しい
育てられる作物は季節によって異なり、翌月になると、枯れてしまう。
今作では「温室」を建築できるようになったので、季節を問わず好きな作物をを育てることができる。ただし、台風、大雪では吹っ飛ぶ可能性あり。
体力管理
主人公には、体力値というものが設定されているので、イキって農作業ばかりやっていると、倒れます。主人公のアクションで判別可能
キレのあるリアクションで全てを語る
体力は、温泉に入ることで回復するが、複数回の入浴が必要になる。体力値を増やすことができる「力の木の実」というアイテムがあるので、そちらを入手すれば効率がよくなる。ただし、数に限りがある貴重なアイテムです。
畑を耕していると見つかったり、釣ってみたり、女神さまにもったり、祭りの優勝商品になっていたりと様々です。
作業ができなくなったら、町へ繰り出し、住民達とコミュニケーションをとったり、寝ちまうのがいいでしょう。
動物達のお世話
基本的なお世話は前作と同じです。
毎日のエサやり、話しかけ、ブラッシング。
エサは、購入するか、畑で収穫可能な牧草を与える。天気のいい日は、放牧してあげるとエサ代もかからないし、動物達も喜びます。今作でも動物達の愛情度は存在している。
また今作では、ニワトリと牛に加えて、羊を飼えるようになりました。羊は、大人になったら毛を刈れるようになる。7日ごとのサイクルで毛刈りができます。ふわふわでとっても可愛いぜ
牛やニワトリと違って、タネによる出産はできないので、増やしたい場合は購入してきましょう。
頭と足と尻尾は刈り取り難易度高めなのでスルー
この卵のサイズ感、すごく好き
住民達との交流
町の人達との交流がとにかく楽しい
牧場の隣にある町では、様々な住人たちが生活し、タネを販売している商店や動物を取り扱っている牧場、謎の行商など、複数のお店が存在しています。
羊毛をプレゼント。何に使うのか気になるところ。
前作までは、牧場での仕事がメインでした。住民との交流イベント少なく、ひたすら同じ作業をすることに疲れてしまう事もありました。しかし、今作では、イベントが大幅増量しています。1度のプレイで遊びきることは難しいでしょう。公式ガイドブックや攻略サイトを見ながらプレイしないと見逃してしまうイベントやフラグが多数あります。そのことから
"全然スローライフじゃない"
"イベントの回収が大変"
と感じてしまう人もいるとおもう。
でもね、それだけ長く遊べるゲームということなのですよ。
住民達とのイベントに加えて、花嫁候補達との恋愛イベントも充実しています。個別イベントや季節のイベントなど…
花嫁候補達
何度やってもエリィが嫁になる
SFC版「牧場物語」から50年後の「花の芽町」という設定になっています。主人公のおじいちゃんは、SFC版の主人公になります。
花嫁候補達も、それぞれの孫設定になっている
今作で追加された要素に、ライバルイベントというものが存在しています。各候補達には、仲のいい特定の男性キャラクターが存在し、愛情度が低いまま一定の期間が経過すると、そちらの男性キャラクターと結婚しちゃいます。
「誰とも結婚させない」という方法もあるけど…
居なくなる住民
今作では、一定の条件で住民がいなくなってしまうイベントがあります。
そのうちの1人は花嫁候補です。フラグか複数あるキャラクターもいるので、そこは注意が必要ですね。そして残念ながら、1名のみ亡くなってしまうキャラクターも存在します。
感想
基本的なゲームシステムは前作と変わりませんが、大幅に進化したところといえば、やっぱりイベント関係ですよね。イベントが多くなったことで、牧場生活が一気に楽しくなった。
"牧場主としての生活をリアルに体験しているんだ"と本気で思えるゲームでした。
面白いゲームなんですが、気になる点もあります。まず「一日が早すぎる」時間の流れがすげぇ早い。あっという間に終わるので、毎日が忙しく感じました。序盤はやること少ないので、いいのですが、中盤辺りから
「時間が足りねぇ」と感じることが多くありました。
農業以外にも、住民とのコミュニケーションや季節のイベントなど、やれることが多いので、もう少しゆっくり遊びたかったかな。
もう一点、イベント関連なのですが、大量にあるイベントの発生条件が分かりずらいところです。公式ガイドブックないとかなりキツい。
「はっ？こんなの気づかねぇだろ」みたいなフラグとかありますからねw
とはいえ、総合的には最高に面白い牧場物語でした。この後に発売されるシリーズでは、本作のシステムが継承されていたり、登場人物などが再び登場していたりと、ある意味原点となる作品になっている。
バトルやアクション要素は無いのに、気づけば何時間もぶっ通しで遊んでしまう、そんな魅力のあるゲームです。
ニンテンドー64持ってるなら是非遊んでもらいたいですね。Wii UならDL版も配信されているので、気になるひとは遊んでみてね。
※公式サイトよりキャプチャーしています。
